青緑変異 使用メモ
青緑変異 使用メモ
スタン大会で使う青緑変異デッキについてメモ。
線が細いデッキなので、ちゃんと相手のデッキの構成やカウンター撃つ場面を考えないとこのデッキを使うのは難しそう。


・赤単

個々のクリーチャーの性能はそんなに高くない。
放っておくとヤバいのはラブルマスターくらいなので、ケアするべきは火力やトークン生成スペル。

サイドから積むべきは否認や頑固な否認かな。
かき立てる炎に頑固な否認を撃った場合、要求マナは召集では支払えない。


・アブザン

どこ引いても強い代わりに、分かりやすいアドを取る手段があまりない。
早いデッキでもないので、要点だけ対処していけば何とかなりそうな気はする。

マナ構えてきたら間違いなく除去がある。
猛禽を裏向きで出したりして除去を誘いたい。


・赤緑ドラゴン

アタルカだけは出されないようにする。
基本的に動きが大振りなデッキなのでマナは構えやすいはず。

猛禽が微妙なのでサイドアウトだろうか。
僧院の群れ(0/5の飛行防衛、変異コスト青1マナ)をこのマッチアップのためだけにサイドに入れるかどうか悩む。


・緑白信心

熟達を止められる術がないので基本不利。
飛行クリーチャーは通りやすいので、ポルクラと囁きの森の精霊だけケアして空から殴り続けるのが得策っぽい。

除去がほとんど無いのと、マナクリを退けられると動きが鈍るのが弱点。
サイドからマナクリと予示クリーチャーを一層できる死者を冒涜するものなんかもアリかも。
熟達対策に無効を取るのはさすがにやりすぎだろうか。

・青黒コントロール

明確に有利がつくと思われる相手。
猛禽と防御者、踊り手がそのまま刺さる。

ただ探索やジェイスの創意だけは優先してカウンターしておく。
アショクでクリーチャー取られても変異では出されない。


こんな感じでしょうか。
サイドはアグロと緑白信心のケアに枠を割いた方が良さそうっすね。
売り時かもしれないカード達
売り時かもしれないカード達
売り時かもしれないカード達
結局、京都にもゲームデーにも全く触れないまま土日終了。
どうなんだMTGプレイヤーとして!

代わりに家のカードを整理してたら、あんまり使ってない(使いそうにない)カードを発見。
タルキールブロックが出尽くして、ある程度カードの需要も予想が立ちそうなので、今手放した方がいいかもしれないと思ったカードを挙げてみる。


・世界を目覚めさせる者、ニッサ

ドラゴンを初めとするフライヤー環境と、赤が多く火力が飛びやすいこの環境ではちょっと不利。
(というより、今の環境はPW全般厳しい)

特にニッサは嵐の息吹のドラゴンに滅法弱いため、今後ローテまでドラゴン環境が続くであろうことを考えると、今が手放し時かもしれない。


・各神(小神含む)

ドロコマのせいでかなり使いづらくなった。
元々高価なカードは少ないけど、パーフォロス辺りはまだ使われてる。
それでも、これ以上に値上がることは無さそう。


・イロアスの英雄

ヒロイックが落ち着き気味なことを考慮して。
たぶんこれから値下がっていくと思われる。
何故か晴れる屋がやたら高い。


・紅蓮の達人チャンドラ

赤包囲がある今は手放し時?
モダンで使う予定があるなら話は別だが。

店頭価格がワンコイン行きそうで行かない。


・2色ペインランド

個人的な予想だけどオリジンには来ない気がする。
鍛治場あたりはまだ結構高いので、今後使うあてがなければ。


・かき立てる炎

アンコとは思えない価格。
早めの赤アグロを使うあてがないなら今売った方がよさそう。


・貴族の教主、ZENフェッチなど

モダン枠(もちろん持ってないが)。
売るならモダマスのスポイラーが明らかになる前の今かも。
売った後再録されなかったら最悪だが・・・


どうですかね?
たぶん当たってたり当たってなかったり。
とりあえず週末にニッサや英雄、チャンドラ、パーフォロスあたりは店に投げようと思ってます。
なんか(タイトルに緑成分が)足んねぇよなぁ?


前記事でパーミッションデッキを書いたので、カウンターの取捨選択についてちょっと考えてみる。

・軽蔑的な一撃(2マナ)
4マナ以上を打ち消すカウンター。
探査や召集で軽くなってる呪文でも良い。

今はみんなドラゴンを出したがってる環境なので、そこに合わせられれば面白いように狩れる。
赤単相手でもかき立てる炎を打ち消せるので無駄にならない。
ただ、頼りすぎると思わぬところで打ち消せずに困る場合もある。
2枚くらいに抑えておいて、重い相手ならサイドから足すのが無難。

・無効化(2マナ)
クリーチャーとオーラを打ち消せる。
何故か今一つ影が薄い。

何はなくとも本質の散乱。
クリーチャーが入ってないデッキはほぼ無いため、腐ることはまず無い。
ドラゴン環境の今なら尚更。

欠点はダブシンであること。
青2つ出るなら解消も考えられるので、あまりメインから使われることはない。
もちろん前記事のような軽さを重要視するデッキなら、メインからの採用も十分あり得る。

また、忘れがちだがオーラも打ち消せる。
授与や繋ぎ止め、雲変化なんかも対象にとれる。

・否認(2マナ)
クリーチャー以外を打ち消せる。
ただ、今の環境はクリーチャー以外の脅威があまり無いため、メインから積むようなカードではない。
PWを打ち消せるのは長所だが、それなら軽蔑的な一撃でも良い(アショクは別)。

ただ、軽さと幅の広さもあってカウンターやハンデスには強い。
通したいカードを相手のカウンターから守るようなデッキには合っていると言える。
また、間違えやすいが授与も打ち消せる。

・解消、雲散霧消(3マナ)
確定カウンター+α。
性能は割愛。

欠点は3マナであることの1点に尽きる。
重めのコントロール以外で使うのは難しく、別のデッキでなら3マナでできることは他にもある。
青黒コンのようなカウンターすることに意味があるデッキか、青単信心のような余程除去の選択肢が無いデッキでなければ採用は控えた方が無難。

・頑固な否認(1マナ)
普段はフォーススパイクの下位互換。
獰猛達成で1マナ軽い否認になる。
どうでもいいが獰猛達成でクリーチャーも打ち消せると勘違いしてる人を大会で定期的に見る。

獰猛達成時の軽さが最大の売りだが、所詮は否認に過ぎないのであまり過信は禁物。
青緑かティムールカラーでクリーチャーを守る用途で使うのが無難か。
加護のサテュロスとは相性抜群。

・白鳥の歌(1マナ)
エンチャント、インスタント、ソーサリーを打ち消せるカウンター。
エターナル環境ではそこそこ使われているが、スタンでは2/2飛行が厳しいデメリットなのであまり使われない。

コンボパーツを通すためや、悪性の疫病や死者を冒涜するものを採用しているなら使うのもアリ。

・無化破(2マナ)
多色呪文を打ち消す。
効果が不安定すぎるため、メイン採用は危険。
アブザン相手ならサイドから入れていいかもしれないが、それでもペスやダウンフォールを打ち消せないのは微妙。
命令サイクルや各種カン、龍王には強いが・・・

その他の反論、無効、ティムールチャーム辺りは次回(があれば)書き残そうと思います。
鱗衛兵の歩哨とオジュタイの語り部について
鱗衛兵の歩哨とオジュタイの語り部について
鱗衛兵の歩哨とオジュタイの語り部について
鱗衛兵の歩哨と集合した中隊のギミックを考えてたら・・・ちょっと待って! 唱えた時しかカウンター載らないやん!

つまりカウンターを載せたいならちゃんと唱えてやる必要があるようで、直接戦場に出してもカウンターは載らない。
前兆の壁ことオジュタイの語り部のドローも同様。

中隊はもとより、先祖の結集、戦列への復帰といった小型クリーチャー専用のリアニと相性が悪いのはちょっと残念。

何より快速ウォーカイトくんが泣いていらっしゃるよ、エラッタを加えて差し上げろ
(手札には戻るけど)
3マナの緑クリーチャーで雷破の執政とストームブレスドラゴンを討ち取れるやつがいるらしい
網 投 げ 蜘 蛛








いや、真面目にこの環境ならアリなんじゃないかとすら思えます。
ドラゴンを狩る者や毅然さの化身ですら素の状態では討ち取れませんし。

地味にカマキリや軍属の解体者も捕えられるので、高木よりちょっと軽い到達が欲しいなら選択肢になるかもしれません。
ドロモカの命令対策
命令サイクルの緑白、ドロモカの命令。
よくよく考えると、このドロコマって緑信心にぶっ刺さるカードなんですよね。

例を挙げると、相手の場にライオン、こっちの場にエルフと狩猟者。
普通によくある状況ですが、ここからドロコマを撃たれるだけでこっちの場は更地になります。
しかも相手はたった2マナしか使ってません。
こんなん先行3ターン目にでもやられたらゲロ吐きます。

緑信心という性質上、今のレシピでは狩猟者と包囲はマナ安定と加速という点で外せません。
つまり、マナクリ除去とエンチャント破壊を同時に行うことでマナ基盤を崩してくるドロコマは、緑信心にとって非常にやっかいなカードなのです。

一応、ドロコマにも弱点はあります。
それは必ずふたつモードを選ばなくてはいけないということです。
エンチャント生け贄のモードだけを選択することはできないため、場にエンチャントのみがある場合は使えません。
具体的に言うとプレイヤー・クリーチャー・インスタント・ソーサリーの中からふたつ対象を選ぶ必要があるため、プレイヤーしか対象に取れない場合は撃てないということになります。

(ただ、狩猟者のようなクリーチャー・エンチャントのみ場にある場合は、プレイヤーを対象にエンチャント生け贄を、そのクリーチャーを対象にカウンターを載せるモードをそれぞれ選べば破壊されてしまう。
つまり、クリーチャー・エンチャント自体がドロコマに弱い)

クリーチャーがいなければ撃ちづらくなるのは間違いないので、相手の場のクリーチャーを減らすことがドロコマ対策に繋がりそうです。

ちなみに、エンチャント生け贄もプレイヤーが呪禁を持っていれば一応防げます。
つまり、ドロコマに一番強いのは神々の神盾・・・?
熟達レス緑白信心(いつもの)
熟達レス緑白信心(いつもの)
龍紀伝環境の、新しい形の緑信心を考えるに


環境に雷破の執政とかドラゴンが多いね
→高木の巨人を入れよう

死霧の猛禽やシルムガル、新シディシの接死が嫌だなぁ
→テーロスの魂なら先制攻撃で突破できるな

ドラゴンの餌とかでトークンデッキが増えそう
→マナ加速してウギンで吹っ飛ばせばいいんじゃない?



つまり、回答は巨人やテロ魂やウギンが入ってる緑信心だ!
→いつも組んでる緑白信心じゃないか(憤怒)

エルフの神秘家 4
森の女人像 4
旅するサテュロス 3
クルフィックスの狩猟者 4
世界を喰らう者、ポルクラノス 4
高木の巨人 3
テーロスの魂 2
女王スズメバチ 3
起源のハイドラ 3

開拓地の包囲 3
精霊龍、ウギン 3

森 9
平地 2
吹きさらしの荒野 4
豊潤の神殿 4
ニクスの祭殿、ニクソス 4
精霊龍の安息地 1

サイド
再利用の賢者 2
ナイレアの信奉者 4
囁きの森の精霊 4
威圧の誇示 2
異端の輝き 3



そう言えば、今回から緑白信心を組む時にはタイトルに「熟達レス」を付けるようにしました。
自分は2月下旬くらいから緑白信心を使ってたんですが、どうにも見えざるものの熟達型が流行ってからそれ関連で来る人が多いようで・・・
(ここには熟達に関する情報は何も)ないです。


で、新しい環境での緑白信心ですが、ほとんど何も変わってません。
精霊龍の安息地が入ったくらい?

ただ周りのデッキの様子は相当変わってきてるので、それらへの対応が必要になってきます。
特に雷破の執政。
これは今後ものすごい使われる気がします。
2枚並んだ時のライフに対する圧力がヤバい。

高木の巨人とテーロスの魂はそれらに対する有効な回答となります。
巨人は単純に攻撃を通させないし、テロ魂は絆魂でライフを稼いでくれます。
テロ魂はストームブレスが苦手ですが、巨人ならそれに対処できるので互いの隙を補うという意味でもぴったり。
しかも両方とも焙り焼きで死なないため、総じて赤に強いコンビと言えます。

青白系のコントロールも増えそうな気はしますが、このデッキなら威圧の誇示と異端の輝きの両方が使えるのでたぶん何とかなるでしょう。
高木の巨人はシルムガルやオジュタイにも効きますし。

なんだかんだ他にも色々デッキを考えましたが、やっぱりこの緑白信心が一番デッキとして形になってる気がします。
自分が回していて一番しっくり来るといった意味でも合ってるので、とりあえず新環境に慣れるまではこれを使おうと思います。
龍紀伝環境で緑クリーチャー達はどうなるのか
龍紀伝環境で緑クリーチャー達はどうなるのか
あと一週間もすれば龍紀伝環境っすね。

新しいクリーチャーや除去が追加される中、今いるクリーチャー達はどんな扱いになるのか。
緑視点でちょっと考えたいと思います。


・世界を喰らう者、ポルクラノス
焙り焼きと究極の価格という2マナ除去が増えてしまったのが痛い。
(対応で怪物化すれば焙り焼きは耐えれる可能性があるけど)

さらに地上で死霧の猛禽に立たれることを考えると、ちょっと今までのようには振る舞えないかも。


・高木の巨人
逆に龍紀伝環境でチャンスがあるのはこいつ。
ドラゴンだらけになれば当然到達や飛行除去は強くなる。
焙り焼きへの耐性があるのも良い。

緑包囲とニクソスを絡ませれば、場に出て即怪物化するのも難しくない。
具体的には、場に緑包囲、狩猟者、ニクソス、森3枚があれば戦場に出してそのターン内に怪物化できる。
龍王シルムガルなどの返しに狙いたいところ。


・囁きの森の精霊
良質な変異クリーチャーが増えたことで強化されることは間違いない。
今まで以上に見かけることが多くなると思われる。

即除去に弱いのは相変わらずなので、究極の価格に泣かされる場面は多そう。
逆にソーサリー除去にはアド面でいくらか耐性がある。
焙り焼きや反復には少し強いといったところか。


・小走り破滅エンジン
緑単が扱う飛び道具的クリーチャー。
焙り焼きと究極の価格の両方に耐性があるため、緑単では貴重な存在である。

スズメバチやウギンに対する耐性も健在で、さらに龍紀伝環境では変異クリーチャーを避けられるのが偉い。
6点火力もナーセット等のPWを採用するコントロール相手には役に立つだろう。


・女王スズメバチ
増えたドラゴンへの対空手段として、今まで以上にお世話になると思われる。
ただし悪性の疫病や狩りの先駆けといった対策カードも増えているので注意したい。
ここ最近色んなデッキタイプと当たって、なんとなくだけどこの環境のサイドのコツがわかるようになってきた。
軽く書き上げる感じでメモ


対赤白アグロ

サイドイン:スズメバチの巣、ナイレアの信奉者、セテッサ式戦術

巣が一番刺さる相手。
大体ポルクラ級を出して生き残らせれば勝ちなので、それまでの時間稼ぎとして信奉者も有用。

魂火やラブル等、放っとくとヤバいクリーチャーが多いため、除去としてセテッサ式戦術も役に立つ。
旅するサテュロス辺りに使うだけでも一方的に魂火やラブルを討ち取ることが可能。

サイドアウト:囁きの森の精霊、ニッサ、開拓地の包囲

かき立てる炎で死んでしまう精霊とニッサは外した方が無難。
即除去された場合、致命的なテンポロスになる。


対アブザンアグロ

サイドイン:女王スズメバチ、ウギン、起源のハイドラ、ネシアンの猟区管理者

あんまり優先してサイドインするものがない。
どちらにせよ地上は怪物化ライオンと再生の死与えで塞がれてしまうことが多いので、スズメバチで上から叩く形が主な勝ち筋になる。
場が固まったりした場合や、ペスやソリンを並べられた状況を打開できるウギンも重要。
後はそれらを持ってこれる起源ドラや猟区管理者など。

サイドアウト:囁きの森の精霊、スズメバチの巣

時間を稼ぐようなカードはあまり向かない。
1枚1枚のパワーはあっちの方が高いので、長引いたらウギンや蜂を引かない限りこっちが不利。


対青黒コントロール

サイドイン:囁きの森の精霊、霧裂きのハイドラ、起源のハイドラ、ニッサ、再利用の賢者、頭蓋書庫

命運の確信とウギンに対抗できる精霊は最優先で入れるべき。
ニッサはウギンと危険な棺対策になる。
打ち消されないハイドラ達も重要な戦力で、アショクに奪われた場合にも利用されないのが地味に嬉しい。

起源ドラを採用しているなら、危険な棺対策に再利用の賢者も検討できる。
相手が危険な棺を出している時に起源ドラで再利用の賢者を出した場合、相手が賢者の能力誘発に対応して棺を起動しても起源ドラが残るため。

サイドアウト:ウギン、開拓地の包囲、スズメバチの巣、高木の巨人、ナイレア

相手のウギンや棺を除去できず、かつ破滅であっさり除去されるウギンはあまり役に立たない。
ウギンを使わないとなると、マナを伸ばす理由もあまりない。
蜂格闘で除去する相手もいないので包囲はサイドアウト推奨。


他のデッキは次回まとめようと思います。
緑単信心同士でのミラーの際に、相手のナイレアに苦しめられたのでちょっと考察。
緑単信心で使えるエンチャント破壊を挙げてみる。


・再利用の賢者
クリーチャーなので戦力になる上、信心にも貢献する。
剣歯虎で使い回しもできる。

緑単信心のデッキに一番合ってるエンチャント対策であり、起源のハイドラや召喚の調べを採用してるタイプなら優先して採用するべきカード。

(他のエンチャント対策と比べての)欠点はナイレア等に対処できない、召喚の調べや預言者を絡めない限りソーサリータイミングでしか使えない、3マナと少し重い、グリフで無効にされる、など。


・霊気のほころび
丸い。ナイレアも対処できるしインスタントで撃てる。

ただしライブラリーに戻すため、除去したカードを引かれる可能性がある。
特に相手が起源のハイドラや召喚の調べを採用している緑単信心の場合、ライブラリーに戻しても出し直される可能性が高く、ミラーでのナイレア対策という意味では怪しくなる。


・自然に帰れ
エンチャントを徹底的に対策したいならこれ。
シディシウィップ死すべしと言っているカード。

欠点は自分の狩猟者なども壊す点。
またナイレア等には対処できず、アーティファクトにも届かない。


・大地への回帰
運命再編からの新顔。
帰化に垂直落下を足したらそのままマナコストも4マナになった。

エンチャント対策と飛行対策を1枚で兼任できるため、サイドボードのスペース圧縮になる。
ドラゴンやデーモン等を意識するなら選択肢に挙がってもおかしくはない。

欠点は4マナと重い点。
また、やはりナイレア等には対処できない。


・消去
白タッチ時の選択肢。
ナイレア等を一番メタるならこれ。

ただし白が入るなら払拭の光で済む場合もある。
払拭の光はウギンと相性が悪いため、ウギンが入るタイプでかつ白タッチなら選択肢になるか。

欠点はアーティファクトに触れない点。


・存在の破棄
上記のケースでアーティファクトを意識するならこれ。
危険な柩などを対処できる。

ただしソーサリータイミングでしか撃てない。
隆盛コンボ相手などの場合、隆盛を除去しようとしても最悪間に合わないことがある。


・破壊的な享楽
赤タッチ時の選択肢。
本体に2点が飛ぶ。

前のめりなデッキに最適なエンチャント対策。
PWにも飛ばせる。

ただしナイレアを始めとする神には効かない。
これを採用するようなタイプのアグロデッキだと神の顕現は非常に痛いため、それに対処できないのはちょっと辛いか。


この他にも帰化や塵への回帰、冒涜の疫病、変わった対策では都市国家の破壊者なんてのもある。

まあ緑単信心ならウギンでパパパッと全部吹っ飛ばして終わりっ!という話でもあるけど。
緑単と《衝動的な行動/Act on Impulse》
緑単を使っていてよく陥るピンチな状況として、「マナはたくさん出るけど、場にクリーチャーがいない」というのがあります。

マナは潤沢に出るのに、こちらの主力クリーチャーは全て捌かれ、場にはマナクリしかいない・・・
緑単信心のようなクリーチャーの強弱が激しいデッキが最も陥りやすい窮地と言っていいと思います。

もちろんそうならないように起源のハイドラや囁きの森の精霊、ネシアンの猟区管理者といった次の戦力を供給するアド生物を採用したりしますが。

ドロースペルとしては巫師の天啓などがありますが、仮に上記のような状況で引いても5マナで1~2枚と、劣化予言に過ぎません。
天啓のような状況に左右されるドローではなく、状況によらずカードを多く引けるドローが緑単には必要と言えます。

では何かそういうスペルがあるかと言うと、一応低マナのドロースペルという意味では宝船の巡航が存在します。
が、スペルが少なく青フェッチが使えない緑単では若干扱いづらいものがあります。
(マナを生かして素撃ちという手も無くはない)

何かもう少し安定して撃てるものが必要です。
「墓地や場の状況によらず撃てて」、「予言以上のマナがかからず」、「確定して多く引ける」ドロースペルが。
そんなドロースペルが果たして存在するのでしょうか。

・・・ありました。
ここでやっと表題ですが、《衝動的な行動/Act on Impulse》がまさにそれです。

包囲でマナがだぶつく程出る緑単ならば、3マナを払った後でも次のカードを使うことはそう難しくはありません。
それに前述した通り、緑単はクリーチャーの強弱が非常に激しいデッキです。
例えばめくれた3枚がポルクラノスとマナクリ2枚だった場合、優先して唱えるべきはポルクラノスだけで、残りの2枚はプレイしてもしなくてもあまり盤面に影響はありません。
つまり、3枚全部唱えたいカードがめくれる状況は稀ということです。

加えて、このカードは最低3マナあれば唱えられるため、序盤の土地事故を防ぐこともできます。
巡航や天啓ではこうはいきません。

総じて、後半にマナが余りがちになる緑単に最も合っているドロースペルと言えます。
赤タッチで緑単信心を作ることがあれば、充分選択肢になると思います。

後は、青をタッチして追放目的で奔流の精霊を入れたりするのも面白いかもしれません。
《異端の輝き/Glare of Heres》って実は今すごい強いんじゃない?
スタンの2大メタがアブザンアグロと赤白アグロである現在、《異端の輝き/Glare of Heres》が何気にかなり強力なカードなんじゃないかと思ってます。

ざっと対象になりそうなのを考えても、

・アブザン
ライオン、アナフェンザ、サイ、ロック鳥、ペス、ソリン、払拭の光

・赤白アグロ
僧院の導師、魂火の大導師、道の探求者、岩への繋ぎ止め

・ジェスカイ
カマキリ、ジェスカイの隆盛

・その他
城塞の包囲、軍属の解体者、万神殿の兵士、ドロモカ等

これだけあります。
どれも放っとくとヤバいパーマネントばっかりです。
これらを2マナで処理できるカードはスタンでは他にありません。

シディシウィップが減っている現在、スタンで非常に重要なサイドカードではないでしょうか。
緑単信心の5マナ生物、と言えば最近では囁きの森の精霊が話題ですが、どうにも今の環境だとネシアンの猟区管理者の方が向いてる気がします。

理由はちょっと長くなるので、何点か例を挙げて比較。
あ、猟区管理者はテキストわからない方もいるかもしれないので載せときます。


Nessian Game Warden / ネシアンの猟区管理者 (3)(緑)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast)
ネシアンの猟区管理者が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からX枚のカードを見る。Xは、あなたがコントロールする森(Forest)の総数である。あなたはその中からクリーチャー・カードを1枚公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
4/5


この2枚を今の環境で比較すると、


①タフネス4と5の差
タフ4だとまずかき立てる炎で死んでしまう。
相手が赤系アグロだと特に顕著で、即除去された時のテンポロスは計り知れない(出す前に炎ケアしろという話ではあるけど)。
また単体でサイや怪物化したライオン、1回パンプの死与えを止められないのも辛い。

つまり、囁きの森の精霊は現在流行りの赤白アグロとアブザンアグロに対して相性が悪いということ。
その点、管理者のタフ5はこの2つのデッキを相手にした時に頼もしい肉壁となってくれる。


②リソースの消費
精霊は予示という性質上、ライブラリーを消費する。
クリーチャーであれば表にできるが、それ以外の場合は2/2のまま。
これはスペルやPWがめくれた場合、そのカードを無駄に消費してしまうことを意味する。

緑単信心のような重いパワーカードを採用するデッキだとこのデメリットは特に表れやすく、ウギンや起源のハイドラ、スズメバチなどが予示されると貴重な勝ち筋リソースがただの2/2になってしまう(スズメバチは最低7マナ飛行接死2/2になるけど)。
言い換えると、緑単信心自体が予示というシステムとあまり相性がよくないとも言える。


③出ただけで仕事ができるかどうか
猟区管理者は出ただけでcip効果によりアドを稼げるが、精霊は終了ステップまで残らないと予示ができない。
これは地味ながら無視できない要素で、相手が除去を握っている状況ではかなり重要になる。
①でかき立てる炎をわざわざ挙げたのもそのためで、赤系の多くに入るこの火力に耐えられるかどうかと、またそれによって即除去された場合にアドが取れないというのはこの環境では厳しい。


大体以上の点から、緑単信心では管理者>精霊になると思います。
もちろん精霊にはこの他にも全体除去に対する牽制力という強みがありますけどね。

ただ、今の環境では、メインではビート・コントロールにも丸く戦える猟区管理者を据え、全除去を確認したら精霊をサイドイン、というのが一番無難そうな気がします。
(メタやデッキタイプによってはニッサや高木など他の5マナ域の選択肢も)
運命再編になってから緑単信心で色々試した結果


・囁きの森の精霊
予示のせいで評価が難しい。
土地やスペルがめくれると非常に弱く、ウギンがめくれるともう言葉にならない(実際何回かめくれた)。
2枚目のこいつとかポルクラノスがめくれれば非常に強いんだけど・・・。
予示の回収として剣歯虎の採用もアリなのかもしれない。

あとやっぱり4/4のサイズが気になる。
かのキブラーが言ってた「かき立てる炎で死ぬ5マナ域は役に立たない」は合ってるかも(この台詞は嵐の息吹のドラゴンに向けてだけど)

ただ、白系か黒系に対してクリーチャーが並んでる時に出せるとすごく安心する。
全体除去への牽制役としてはこれ以上ない逸材。


・開拓地の包囲
つよい(確信)
本当マナが余るほど出る。
毎ターン暗黒の儀式2回タダで撃ってるようなものなんだからそりゃ強いよね。

蜂を用いての格闘も有用。
対象は強制的に取るけど格闘するかどうかは任意のようなので、例えば相手側に霜歩きがいた場合は対象にとって格闘しないことを選べば相手側だけ死んでくれる。
追記:たぶん対象にとった瞬間に生け贄になるから、格闘しようがしまいがあまり変わらなさそう

・巫師の天啓
マナクリ2体並んでるところに撃ってもただの5マナ予言なんだよなぁ・・・
ライフゲインできる時は大抵オーバーキルだし、かと言って更地の時に引いても役に立たない。
場が拮抗してる時なら非常に強いけど、逆に言うとそれ以外の場面ではあまり強くなかった。


・精霊龍、ウギン
強いけど、出すタイミングを選ぶカードだと思う。
特に黒系のようなPWへの対処法を持ってる相手だと、早いターンに出しても返しに落とされて終わりという場面が多々あるので、叩き付ければいいってカードじゃなさそう。

PWへの対抗策を持ってない相手だとそのまんまフィニッシャーになる。
ジェスカイ相手に出したら即投了した。


これらを踏まえて、次の叩き台


エルフの神秘家 4
森の女人像 4
旅するサテュロス 2
スズメバチの巣 2
再利用の賢者 1
クルフィックスの狩猟者 4
狩猟の神、ナイレア 1
世界を喰らう者、ポルクラノス 4
高木の巨人 3
小走り破滅エンジン 2
女王スズメバチ 2

召喚の調べ 2
開拓地の包囲 3
精霊龍、ウギン 2

森 14
樹木茂る山麓 4
奔放の神殿 2
ニクスの祭殿、ニクソス 4

サイド
霧裂きのハイドラ 3
囁きの森の精霊 4
ナイレアの信棒者 3
再利用の賢者 1
セテッサ式戦術 2
頭蓋書庫 2


破滅エンジンはこのデッキの泣き所である蜂とウギンに強く、またこっちのウギンに巻き込まれないので採用。

巣は環境にラブルマスターが多過ぎるのでメインに入れざるを得ないといったところ。

タシグル流行るようなら頭蓋書庫は真面目にアリだと思う。
起動マナも包囲があれば全く問題ないし、LO相手踏んだ時に自分のライブラリーも修復できる。

< 4 5 6 7 8 9 10

 

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