8マナのエルドラージタコ
2016年6月30日 カードレビュー
8マナ瞬速、現出7マナで唱えた時にパーマネント4枚タップ。
本体サイズは5/6。
現出持ちなので、例えば3マナクリーチャーをサクれば4マナでキャストが可能。
反射魔導士や作り変えるもの、空中生成エルドラージ、ニッサあたりはいい候補になりそう。
ちなみに2マナのマナクリでもほぼ同じ動きができる。
タップ能力はパーマネントならなんでも寝かせられるため、攻撃を防ぐ、ブロッカーを排除する、土地をタップさせてマナを縛るなど用途は広い。
8マナのエルドラージということで、コジレックリターンの追放も可能。
瞬速で相手のマナを縛りつつ全体5点火力を飛ばす動きは言わずもがな強力。
小回りの利く汎用性の高いクリーチャーだと思います。
ミッドレンジにはもちろん、青緑ランプやティムールカラーのランプにも入るかも。
・ギセラ
これヤバくないか？
4マナの悪斬とか強過ぎでしょ。
こんなのとダメージレースして勝てるわけないだろ！いい加減にしろ！
さらに始末が悪いのは、このマナ域になると後ろにギデオンとアヴァシンが控えてること。
ギセラだけでもマスト除去なのに白の選手層が厚過ぎ。
これに加えて、やっとこさギセラを除去ってもブルーナを出されたら合体して戻ってくる可能性まであるので手に負えない。
でもヤバそうな白のカードはこれだけじゃなかった。
・サリア
問題児その2。
クリーチャーと基本土地以外の土地は全部タップインになる。
ランプは死ぬと書かれてるように見えるんですが気のせいですかね（白目）
返しにコジレックリターン撃てないとマジでゲームエンド級だと思う。
加えて3マナの人間なので副官で強化も可能な上にカンパニーからも出てくる。
さらに先制攻撃まで持っているという意味不明の強さ。
何より一番納得がいかないのが能力の影響を受けるのが対戦相手だけという点。
初代サリアを見習って、どうぞ。
下の環境でも暴れそう。というか能力的に下の環境だけで暴れて欲しかった。
スタンでマナ拘束はいかんでしょ。
コンスピに収録とかできなかったんですかね・・・
・不憫なグリフ
とは言えエルドラージランプ側にも収穫はあった。
生け贄にしたクリーチャーの分コストを軽くできる能力の「現出」。
7マナ以上のエルドラージを唱えられるターンが早まるので、早期にコジレックリターンを追放することができるようになった。
作り替えるものあたりを生け贄にできればかなりおいしい。
もう少し実用的な現出持ちエルドラージが出ればいいんすけどね。
とりあえず緑コストの現出持ちに期待。
爪の群れのウルリッチ
2016年6月21日 カードレビュー
赤緑5マナのレジェンド狼男が神話レアとして公開されました。
表面は場に出た時クリーチャー1体に+4/+4修正を与える能力。
かつての5マナ狼であるウルフィーの銀心を彷彿とさせるが、今回は結魂ではないため残念ながら修正は持続しない。
とは言え+4/+4の修正は強力。
回避能力はつかないので、黄金夜の懲罰者や放浪する森林といった元から回避能力を持つクリーチャーに使いたい。
自身にも使えるため、例えばアーリンから続けて出せば10/10警戒で攻撃が可能となる。
裏面は格闘。
6/6故に森の代言者やスマッシャーといったクリーチャーを一方殺できる。
ただし狼男とは格闘できない。
徴募兵や平和主義者などは除去できないので注意。
ちなみに表面の能力は裏から表になった場合でも誘発する。
裏面になった後、パンプを狙って呪文を連打する戦術も有効。
総じて強力なクリーチャーだと思います。
表面も裏面も無駄なく使える汎用的な能力というのが大きい。
ただクリーチャーがいないと表面能力が使いづらいので、入れるならクリーチャー多めのグルールミッドレンジですかね。
アーリンとのコンビは割と見ることになりそう。
http://mtg-jp.com/reading/translated/0017054/
エムラクール、来たる
http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0017053/
ファッ！？
本当にエムラクールじゃないか(驚愕)
来るかもとは言われてたけど本当に来るとはたまげたなぁ・・・
コストは13マナ。パワーとタフネスも13。
イニストラードの13に掛けてるんですかね。
ニッサの天啓あたりでめくればえらいことになる。
フレーバー的にも狙ってみたい組み合わせ。
昂揚チックなコスト軽減能力付き。
土地、クリーチャー、ソーサリーあたりが落ちればコストはウラモグと同等になる。
彼方よりでサーチすればエンチャント落としつつサーチできるので相性いいかも。
唱えた時には相手ターンのコントロールを奪取できる。
ただし相手はその後追加ターンを得るのでこのエムラが実質速攻を持つとかそういうことにはならないけど、強力なのには間違いなさそう。
元祖エムラと同じく、唱えさえすれば勝ちは目前。
ウラモグ、コジレックとの次元を超えた共演がスタンで見れるのが楽しみ。
見捨てられた神々の神殿、ウギンの聖域、破滅の伝導者、彼方よりなどを持ってない人は今のうちに買おう(提案)
イニストラードを覆う影 フルスポイラー
2016年3月26日 カードレビュー
フルスポ出ましたね。
気になったのは警戒・トランプル・速攻を与える装備品。
置くのは3マナだけど装備コストが1マナなのはかなり小回りが利きそう。
辺境地の巨人や龍王ドロモカのような「動ければ強い」クリーチャーに装備させれば割と強いと思います。
警戒付与ということで龍王オジュタイなんかとも相性がいい。
以前テーロスにあった勝利の戦車に近いかな。
フルスポを眺めて思ったけど、狼男はやはりクセの強いものが多く扱いづらそう。
他の狼男を変身状態で出せる狼男もいるけど、そもそもそいつが変身しないと意味ないからなぁ・・・
月霧に似たような変身させるカードくらいは来るかなと思ったけど結局なし。
ウィザーズは狼男をプッシュする気があるんですかね・・・
4年前のスタンで狼男が狩り達と町長しか使われなかった事実をしっかり認識しなさい。
・ウルヴェンワルドのハイドラ
2枚目の緑神話。
6マナで土地の数に等しいP/T、場に出た時に土地サーチ、到達持ち。
評価が割れ気味になってますが、然るべきデッキで使えばいい働きをしてくれると思います。
少なくともランプでは見かけることになるでしょう。
神殿や聖域を確定サーチしてくれるのはかなり強力。
到達があるのでアヴァシンや龍紀伝ドラゴンを防げるのも嬉しいところ。
次の環境に合った良カードなんじゃないですかね。
・不屈の追跡者
3マナ3/2で、土地が出る度に調査。
手がかりを生け贄にすると+1/+1カウンターが乗る。
土地にドローがつくと考えると強力。
マナはかかるものの、継続的にアドが取れるのは強いと思います。
パッと見ただけでは強さがわかりづらいので、森の代言者のように後からじわじわ評価されるカードかも。
それにしてもハイドラといいこのカードといい、能力がゼンディカーっぽく見えるのは自分だけですかね。
SOIは戦乱のゼンディカーの第3セットだった・・・？
・銀毛の援護者
3マナ2/2、狼か狼男がスペルの対象になる度に狼トークンが出る。
緑のメンターと言える性能。
現環境では低マナスペルにキャントリップ付きが多数あるため、専用にデッキを組めばかなりやれそう。
狼専用のロードエンチャントもあるし。
緑というよりはジェスカイっぽい能力なので、個人的にはあんまり好きではないです。
ポルクラノスやカロニアのハイドラのようなクリーチャーの方が緑らしくて好き。
暴力！暴力！暴力！って感じで・・・
【SOI】土地が落ちるとドローできる6/6の接死カエル
2016年3月25日 カードレビュー
全体的にテーロスっぽさを感じるのは自分だけですかね。
毎ターン土地生け贄のデメリットが付いてるけど、土地が墓地に落ちるとドローできる。
領域はどこからでも問わないので、手札やライブラリーから土地が落ちてもOK。
ついでに土地を追加で置ける踏査能力付き。
出たターンに仕事しない5マナクリーチャーではあるけど、継続的にアドが取れてかつ優秀なサイズなので普通に強いと思います。
黒緑系のミッドレンジではそれなりに見かけるカードになるんじゃないですかね。
ドローを能動的に使うなら、群れの結集やキオーラなどと併用したいところ。
進化する未開地や荒廃した森林なんかとも相性いいすね。
後者は生け贄用の土地も確保できるし。
6/6というサイズなので接死はあまり意味がないものの、2体ブロックへの牽制になったり、ワールドブレイカーに突っ込んでいけたりと役には立ちそう。
ミーナとデーンのようなトランプル付与の補助があるとなお強力。
組み合わせて踏査デッキでも作ってみる？
【SOI】墓地からマナコストの異なるカードを回収する緑ソーサリー
2016年3月24日 カードレビュー
6マナソーサリーで、墓地からマナコストの異なるカードをハンドに戻せる。
このカードが落ちるのは墓地ではなくライブラリーボトムなので、2枚で使い回しなどはできない。
使い回せないとは言え、下の環境で何か悪用できそうな気はする。
スタンで回収目的に使うなら流石に緑守りの方が無難か。
濃霧系スペルの回収に使えそうなのでターボフォグ系のデッキとか作れないかなと思ったけど、カルシスマの風も落ちるんすよね。
なんかいい使い方ないかなぁ
【SOI】アンタップイン可能な友好色ランド収録
2016年3月21日 カードレビュー
場に出るに際し、色に対応した基本土地タイプの土地を手札から公開すればアンタップイン、公開しなければタップインとなる。
（赤緑の場合、山か森を公開でアンタップイン）
バトランを見せても良いので相性はいいけど、こればっか置くと今度はバトランがアンタップインできなくなるというアンチシナジーがある。
土地が詰まっている場面で引くとほぼ強制的にタップインというリスクもあるので、安易に多色を組ませない良バランスの土地なんじゃないですかね。
手札に土地が多い序盤はアンタップインしやすく、手札に土地がなくなる後半はタップインしやすい、という意味ではミラ傷ランドに近い。
コントロールよりはアグロに合いそうな気もする。
基本土地をハンドに加えられるオリジン版ニッサやニッサの巡礼、ウルヴェンワルド横断とは相性が良いかも。
そう考えるとランプとも相性が良いけど、ランプで色タッチする場合はほとんどバトランで事足りるんだよなぁ・・・
【SOI】トークンを全てコピーする緑4マナのインスタント
2016年3月19日 カードレビュー コメント (2)
4マナのインスタントで、自軍のトークンを全てコピーする。
横にトークンを並べるデッキではかなり強力。
マナを注ぎ込んだ荒野の確保から続けて撃てば、それだけでゲームを終わらせられる。
トークンを出し続けられる各種PWとの相性も良好。
特に全体強化を持つギデオン、ニッサ(OGW)、アーリンはコピーしたトークン達を強化できるため噛み合っている。
RTRに存在したキーワード能力である居住に近いが、居住と違ってコピー対象はクリーチャーに限らないため、手掛かりトークンのようなアーティファクトもコピー可能。
この点が活きれば下の環境でも使われるかもしれない。
個人的にはオムナスとの組み合わせが面白そう。
オーバーキル感がすごい漂うけど。
【SOI】緑と黒を出す2マナのマナクリ
2016年3月18日 カードレビュー
生み出すマナは緑と黒。
単純に緑黒で使いやすい他、収斂が払いやすいのもいいっすね。
シミックやグルールで放浪する森林を使う場合の良い相方になりそう。
昂揚達成時は接死を得られる。
スマッシャーや代言者といった地上生物と相打ちが取れるようになるのは大きく、マナクリにありがちな後半トップした時の弱さをいくらか克服していると言えます。
格闘とも相性がいいので、ドロコマと組み合わせてもいいかも。
次スタンのマナクリの選択肢としては、これ・面晶体の這行器・獣呼びの学者・葉光らせが現実的。
全般的に丸いのがこのカードで、◇マナを意識するなら這行器、生物多めで収斂を意識するなら学者、追加のマナクリが欲しい場合は葉光らせってところですかね。
【SOI】昂揚達成でクリーチャーをサーチできる緑1マナソーサリー
2016年3月17日 カードレビュー
Traverse the Ulvenwald 緑1マナ ソーサリー
ライブラリーから基本土地1枚を探してハンドに加える。
昂揚 - ライブラリーからクリーチャーか土地を1枚サーチしてハンドに加える。
（意訳）
なんだこの強さ！？（驚愕）
森の教示者を超えるサーチカードとかやべぇよやべぇよ・・・
普通に使っても地勢になるという点がまた非常に強力。
序盤はマナ安定に貢献し、後半はたった1マナで好きなクリーチャーをサーチできるので弱いわけがないっすね。
荒地もサーチできるので、残された廃墟との相性も抜群。
森、廃墟、このカードが初手にあればランパンがほぼ確定する。
昂揚時はクリーチャーサーチに目が行きがちだけど、土地の方もなんでも持ってこれるようになっている。
ランプがウギンの聖域をサーチしたり、ミシュランを持ってくるといった使い方も可能。
下の環境でも大いに期待できる一枚。
フェッチが使い放題の環境ならあっさり昂揚は達成できるでしょう。
モダンでは召喚士の契約との比較になると思うけど、色を問わずサーチできマナ安定に使える分こちらの方が丸い。
逆にインスタントである点や0マナで撃てる点を買うなら契約になるのかな。
レガシー以下で使われるかはわからないけど、不毛やカラカスのような土地もサーチできるのは強力なので十分可能性はありそう。
追記：軽い呪文ってことで怒涛とも相性いいすね。
場に5マナと、ハンドに押し潰す触手、このカードがあれば土地を持ってきた後に触手を怒涛達成で撃てる。
青緑怒涛組みたくなってきたな・・・
【SOI】4マナの赤緑PW
2016年3月16日 カードレビュー
以下意訳。
アーリン・コード 2RG
表面
+1：クリーチャー1体に+2/+2と速攻・警戒を与える。
0：2/2の狼トークンを出して変身。
裏面
+1：全体に+1/+1修正とトランプル付与。
-1：稲妻と同様の3点火力を飛ばしつつ変身。
-6：速攻付与と、タップでクリーチャーorプレイヤーにパワー分ダメージを飛ばせる紋章を出す。
忠誠度3
情け知らずのガラク以来の両面PW。
今回はガラクと違ってほぼどんな状況でも変身することを選べる。
表面はクリーチャーの強化とトークン生成。
+1能力はサイズアップが強力なのはもちろん、警戒も付与できるのでアーリン自身を守れる。
猛禽のような接死クリーチャーを攻撃させつつ守りに回したり、ミシュランを立たせたまま攻撃させてマナを維持する使い方も可能。
0能力は、変身するという以外ではギデオンの0能力とほぼ同じ。
ただギデオンと違って初期忠誠度は3なので注意。
龍詞の咆哮やアタコマ、癇しゃく1枚で落ちる他、スマッシャーやアクームの火の鳥のようなクリーチャーにも気を付ける必要がある。
裏面の+1能力は数が並んでいる状況で強力。
稲妻が撃てる-1能力はほぼどんな状況でも無駄にならないが、変身する性質上連発はできない。
+能力がどれもクリーチャーを必要とするものであるため、クリーチャーが自然と場に出るようなデッキで使いたい。
特に表面の+1能力は強力なので、これを最大限活かせる構築にしたいところ。
4マナ3/3トランプルのワーム。
墓地に4種類カードが落ちてるとアップキープに+1/+1カウンターが三つ乗る。
昂揚達成なら実質的に4マナ6/6トランプルとして運用できる。
印象としては一回り小さいカロニアのハイドラって感じですかね。
ターンが帰ってくると強くなるって意味で。
採用するなら昂揚前提で使いたいところ。
群れの結集やキオーラのような、墓地に落とすカードを多めに入れたシミックで使いたいすね。
2ターン目の群れの結集で土地、クリーチャー、キオーラorニッサの誓いあたりが落ちればもう昂揚達成できるし。
あとは環境にどれだけ3点火力が溢れるかで結構評価が変わりそう。
チャンドラの誓いや次元の歪曲が流行るようなら厳しいかな。
セラ天がレジェンドになったら瞬速・破壊不能CIP・変身能力が付いた。
さらに変身すると全体3点火力のおまけ付き。
なんとなくテーロスのような単色強クリーチャーっぽさを感じるのは自分だけですかね。
無理に変身を狙わずとも、相手の除去に合わせてクリーチャーを守るだけで十分強い。
破滅の道や龍王アタルカ、ジェイスor闇住まいの除去フラッシュバックなど、ソーサリータイミングでの除去に対しては非常に有効。
変身を狙う場合はなんらかの生け贄手段と組み合わせたいところ。
末裔トークン、鞘虫、進化の飛躍あたりは使われそう。
あとは対消滅で死亡を誘発させての変身もあるかな。
ジェイスやニッサ（オリジン版）あたりは対消滅させやすく、また変身条件を満たしやすいので、一方を対消滅させ、一方はPWに変身して3点火力から逃れるという使い方もできる。
5マナではあるけど、裏返りからの9打点はモダンでもワンチャンありそう。
ボロスの反攻者と併用すればあっという間に致死量の火力を出せるので、ISD～RTRのアリストクラッツ的なデッキが成立すればフィニッシャーとしてお呼びがかかるかも。
【OGW】フルスポイラー公開！ 2マナのランパンや1マナ帰化など
2016年1月9日 カードレビュー
気になったものだけとりあえず取り急ぎ。
・残された廃墟
2マナでライブラリーから基本土地をサーチするソーサリー。
なんだ手札か・・・と思ったら、荒地コントロール時なら場に出すことができる。
やっぱりランパンじゃないか！（歓喜）
普通に考えれば、荒地を採用するタイプのランプ向けカードですかね。
荒地が無くても手札には加えられるので、普通の多色デッキでも使えるかも。
むしろ多色エルドラージデッキが荒地をサーチする用に使う可能性もある？
・自然のままに
1マナの帰化。
ただし対象はマナコスト3以下のアーティファクトとエンチャントのみ。
自然の要求からライフゲインを取っ払ったらマナコスト制限が付いた形。
あるいは単色になり軽くなったが、アーティファクトかエンチャントしか触れなくなった突然の衰微。
主にレガシーやヴィンテージなどの下の環境で使われると思います。
ただ、磁石のゴーレムや黒力線を対象に取れないのは若干辛いかもしれないっすね。
とりあえず気になったものだけ書き上げ。
・現実を砕くもの
◇マナを含む5マナ5/5の速攻トランプル。
さらに呪文の対象になると、ハンド1枚追放を対戦相手に迫る能力付き。
これは強い。
どの色でも使える良アタッカーとして活躍が期待できそうっすね。
特に緑単や青緑のようなデッキにとっては、ギデオンを張られた返しの手段として重宝しそう。
ハンド1枚追放の能力も地味に強力。
単体除去祭りの現環境ならかなり役に立つと思います。
ただ、今の環境で一番咎めたいぶっ壊れ除去呪文に無力なのが残念。
お前のことだよはじける破滅。
・Sylvan Advocate
2マナ2/3警戒のエルフ・ドルイド・同盟者。
土地が6枚あると、自身を含め土地クリーチャーに＋2/＋2修正を与える。
条件を満たせば2マナ4/5警戒と、タルモ並のコストパフォーマンスを発揮してくれます。
土地クリーチャーを強化してくれるのも強力で、例えば青緑ミシュランが5/5呪禁とフィニッシャー級のサイズに。
素のスペックが2マナ2/3警戒と高めなので、無理に土地を揃えずとも使っていけるのがいいっすね。
伝説じゃないので並べられる点も○。
モダンでももしかしたら出番があるかも。
土地を揃えるビートダウンデッキが成立すれば割と強いと思います。
4/4で殴る変わり谷とか、3/3のドライアドの東屋とか。
【OGWプレビュー】ニッサの誓いと押し潰す触手
2016年1月4日 カードレビュー
・ニッサの誓い
1マナの伝説エンチャント。
ライブラリーを上から3枚を見て、クリーチャーか土地かPWをハンドに加えられる。
さらにPWの色制限がなくなるオマケつき。
わずか1マナでトップ3枚にアクセスできるのだから、弱いわけがないですね。
インスタントやソーサリーは引っ張れませんが、緑の性質的にそんなことは気にならないでしょう。
緑の定業(思案)と言ってもいい素晴らしいカード。
特に今の環境は緑の1ターン目アクションが不足しているため、それを補う良い潤滑油になると思います。
初手にあれば事故率を減らしてくれるのも地味に嬉しい。
エンチャントなので、バウンス効果と合わせれば再利用も可能。
後述の押し潰す触手や変位の波で使い回したいところ。
モダン以下の環境でも採用を検討できる1枚。
一番相性が良さそうなのは緑単信心やエルフかな。
マナクリ、ビヒモス、土地、ガラクとどれがめくれても悪くないし、何より場に残って信心を増やしてくれるのが非常に強力。
トロンでもウルザランドやカーンを探せるので使えなくはなさそう。
・押し潰す触手
個人的な注目カードその2。
全体バウンスに怒涛達成で8/8タコが付いてくる。
前述の通り、ニッサの誓いとの相性は素晴らしいの一言。
誓いが軽いため怒涛を満たしやすいし、触手の効果で誓いをバウンスできるため再利用ができる。
まさに一緒に使うための組み合わせだと思います。
また、このカラー(青緑)には跳ねる混成体やデンプロ、層雲の踊り手といった、軽めで強力なCIP効果を持つクリーチャーが多いのも追い風。
バウンスすれば効果を再利用できるし、デンプロあたりは本体のマナコストが軽いため、怒涛の達成役にもうってつけ。
総じて青緑では使いやすいカードと言えるでしょう。
モダンでは流石に重いが、効果自体は強力なので使われる可能性は十分にあると思います。
ギタ調やミシュラのガラクタのような、怒涛を達成しやすいカードも多いし。
【OGWプレビュー】◇マナの除去インスタント
2015年12月29日 カードレビュー
ようやく休める・・・
ゲートウォッチの誓いの公式プレビューが開始されました。
無色のインスタントも1枚公開されたようです。
◇マナを1つ含む2マナで、対象のクリーチャー1体に＋3/-3修正。
効果は除去兼パンプで使える程度で注目するものではありませんが、特筆すべきは緑単などの単色デッキで使えること。
これが大きい。
緑単や青緑といった除去の苦手なカラーにとって、盤面に触れられるスペルは貴重です。
モダンの緑単ストンピィにおける四肢切断のように、小回りの利く除去やコンバットトリックとして働いてくれるでしょう。
今の環境ならコントロール相手でもミシュランに撃てるので、ほぼ腐ることがないのも強み。
たぶんこれから多く見かけるカードになるんじゃないでしょうか。
まさに新φの時の四肢切断のように。
ゲートウォッチの誓い ニッサなどスポイラー色々
2015年12月14日 カードレビュー
気になったものだけとりあえず取り急ぎ。
・3マナニッサ
+1で0/1植物を生産、-2で+1/+1カウンターを各クリーチャーにばら撒き、-7で土地の枚数分スフィンクスの啓示。
初期忠誠度3。
3マナかつプラス能力でクリーチャー出せるPWって初じゃないですかね？
さすがにトークンの能力は低めだけれども、プラスでクリーチャー出すPWの硬さは初代ペスが証明済み。
こいつも見た目より硬いPWだと思われます。
問題は両面ニッサと競合すること。
ただ、クリーチャー時の表面ニッサとは対消滅しないので問題はあまりなさそう。
またどちらのニッサも初期忠誠度が低く、また忠誠度を消費しやすい能力であるため、対消滅をする場面でもほぼ損はなく使えると思います。
両方ともデッキに入れる選択肢も十分あるでしょう。
あとはアジャニのようにカウンターをばら撒けるので、なるべくクリーチャー多目のデッキで使いたいっすね。
荒野の確保と合わせるとえぐいことになりそう。
・World Breaker
緑シングルシンボルで7マナ5/7の欠色エルドラージ。
唱えた時にアーティファクトorエンチャントor土地を追放できる他、3マナと土地1枚を生け贄で墓地からハンドに戻る。
ハイパー化した酸のスライム、もしくはエルドラージ堕ちした森林の始源体。
ただし始源体と違ってPWには触れない。
とりあえず唱えるだけで一定の仕事をこなせる。
7マナエルドラージという点もウギンの聖域の起動条件になるため、相手が事故気味なら聖域でこいつの2枚目を持ってきて土地を狙い続けるといったことも可能。
追放であるため昇華者と相性が良いのはもちろん、忘却蒔きで追放された土地を回収することもできる。
墓地からハンドに戻る効果は強力ではあるけど、アナフェンザ・アブチャ・完全なる終わりが蔓延してるこの環境だといささか怪しい。
本格的に活躍できるのはイニストラードに入ってからかも。
アブザン家はさっさとスタン落ちして、どうぞ。
・Kozilek’s Return
赤シングルシンボルの3マナインスタント。
各クリーチャーに2点のダメージを与える他、7マナ以上のエルドラージ・クリーチャー呪文を唱えた場合、墓地にあるこのカードを追放すると全体に5点火力となる。
序盤から終盤まで無駄なく使える良火力。
追放条件が7マナ以上のエルドラージであるため、カード名のコジレックはもちろん、前述のWorld Breakerやウラモグでも、果てしなきものX=7でも良い。
タフ5のバーラ・ゲドを滅ぼすものを呼んだ場合でも、追放タイミングは唱えた時なので、滅ぼすものが着地する前に5点を飛ばせる（たぶん）。
モダンでもワンチャンありそうな一枚。
赤緑トロンでウルザランドと踏み鳴らされる地からWorld Breakerが飛び出て、土地追放しつつ全体5点なんて光景があってもおかしくないかも。
